遠いところへ行く電車
あしたもう一度眠るから
憐れな鱗
掻き毟って見えた骨
熔けてゆく黎明
過冷却されたあなたの瞳
のぞけない穴
詰まらない胸のなか
咲けども裂けども
むなしさの間を渡る舟
縫い合わせたきみとぼくの手
溺れそうな温もりの海
啄むように奪う
歩けないのなら泳ごう
嫉妬で膨らむシャボン玉
孤独が並ぶ食卓
きみを喰らいたい



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