生まれることへの決別
みっともなく標本にされるであろう恋心について
正義という名の友人
残心は午前３時に置いてきた
ミスターアノニマスの一生
アンハッピーバースデー
夜空を濾過
舌に根付く芽
無口な赤と饒舌な青
戻らない鼓膜
あばらのレプリカ
螺子巻きなどおさらば
いつか海に還るしずく
一番上等な棺で
深海なんか嫌い
茨に巻き取られた眼差し