「僕の感情は四角い箱にテトリスみたいに埋まっていくんだよ、色々な形のブロックが。でも君の感情は水槽の中に色のついた液体が流れて、溜まって、溢れ出す感じ、それが表現になっているのだろうね」。抱きしめる腕や首の匂い、耳朶、細い髪、指、肩。おかえり。なくなるのが怖いと、久々に感じた。通過点でいいと思っていたが、それは嫌だとふと、感じてしまった。存在がコンプレックスで、向き合うしか無いのはわかってる。許して許して許されて笑えるのが一番いいのだろう。馬鹿にはなれない。愛は知らない。「勘違いやエゴが絡めば愛じゃない。思考の果てに理解できた自分を否定してまで他人を思う事が愛だと感じる。本当に最上級、だから使えない、見当たらない」。知れないな。好きと依存の違いがわからない。距離は近くなるけれど、気も使うけれど、思いやりが欠落してしまうね。生活をしているだけの私、生活すらままならない私は何か言える?喋る事は出来ないな。それでも今はただ、穏やかなんだよ、穏やかだって、笑ってしまうな。