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「#お仕置き」のBL小説を読む
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じゅなぐだ?

眠る少女のベッドの脇に座り、
その白く小さな手をそっと触れる。
己の手で包み込めるほどに小さなその手を
まじまじと見つめた。
白く柔らかな肌、小さな手、
あぁなんと頼りないことか。
その眠る顔は幼さが残り、
到底"人類最後のマスター さいごのひとり"とは思えない。


…否、"世界の救世主 さいごのマスター"の重荷を背負わせるには
惨すぎると、男は呟く。

「ん、ぅ……?」
「…おはようございます、リツカ。
 すみません、起こしましたか?」
「…あるじゅなだぁ」

あぁ、寝ぼけているのだろう。
ふにゃふにゃと笑う少女はただ穏やかだ。


「あのね、アルジュナ。」
「はい、なんでしょう?リツカ。」
「世界が平和になったらね、私、花を植えるんだ。」
「…」
「アルジュナみたいな、綺麗な花をね、植えるんだ…」

少女の言葉が尻すぼみになったと思えば
どうやらまた眠りに落ちたようだ。



「ならば、私は貴女のように、気高き花を植えましょう…。」

男はそっと、呟いた。






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