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「#寸止め」のBL小説を読む
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巌窟王 SS

「ぅー…にっが…」

少女の持つマグカップには珈琲が
ふわりと良い匂いを漂わせていた。

「……なんだリツカ。
 お前も珈琲を飲むのか。」
「!エドモン!」

いつの間にやら背後には
密かに恋慕している男がいた。

「ぅ、あ…えっと…な、なんとなくね!」
「ほう。」
「あ、あれだよ!大人の階段をね、登りたくなったのさ!」
「そうか。」

男がにぃっと笑った。

「なら、もっと登らせてやろうか?」

その手が、少女を捕らえていた。






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