▼ 現パロデェト同級生設定なエドぐだ
「うーん…これどうかな…。
ねぇ、エドモン?これ似合う?」
穏やかな音楽流れる店内で
少女はハンガーにかかった服を持って
鏡とにらめっこしている。
傍らの愉快げにそれを眺める
少女よりも少し大人びた少年は
ふぅむと考えて服と少女を見比べる。
「そうだな。それが似合うかどうかは
俺には分からんが
お前に一番似合う服なら思いついたな。」
「え!なになに?」
「純白のドレスはさぞお前に似合うだろうな。」
「……あ、のさ…それ、って…」
「ウェディングドレス
と認識してもらって結構だぞ、リツカ。」
少女の顔が見る見るうちに赤くなって
茹でダコのようになって固まっているのを
ただただ笑いながら眺めつつ
少女が手にしていたハンガーをその手から取ると
少女の手を引いてレジに歩き出す。
さっさと会計を済ませ店の外に出ると
ひやりと冷たい風が吹く。
「さむっ!!」
「クハハハ、寒いのは勘弁願いたいものだ。
さて、リツカ。
クレープでも買って帰るとしようか」
放心状態だったのか寒さで
やっと元に戻った少女の顔は
いつもよりも少し嬉しそうにも見えた。