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殺人鬼な巌窟王とロリぐだ子(パロ)

暗くて明るい満月の夜。

血塗れの、その人は。
とても、綺麗で。



神様だと思いました。




ご主人様 ますたぁ!」

古い洋館の重い扉を開けると、
幼さの残る少女が笑顔で男を出迎える。

「あぁ、帰ったリツカ。」
ご主人様 ますたぁ
 リツカいい子にしてました!」
「そうか。いい子だ、俺のリツカ。」

ある満月の日、人を殺した。
その様子を幼子が見ていた。
当然、殺すつもりだった。
幼子の言葉を聞くまでは。

『神様?』

血塗れの、殺人鬼を
その幼子は『神』と呼んだ。

あまりの衝撃、あまりの愉快さに
思わずその手を止めた。
そして今、その幼子は
なかなかに良い成長をしていた。

ご主人様 ますたぁ晩御飯出来てますよ!」
「あぁ、今食べよう。」

最近は料理もうまい。

ご主人様 ますたぁ、あとでお風呂入りましょうね!」
「あぁ。入ろうか。」

あぁ、成長が楽しみだ。






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