▼ 巌窟王が恐いぐだ子と一目惚れの巌窟王
初めてのキスはコーヒーの味がしました。
魔力供給、という名目で
アヴェンジャーにキスをされたのが
つい先程のこと。
「ファーストキスがサーヴァントなら
カウントはなしになるんでは…!」
「俺がサーヴァントだが男であることには変わらん。
つまり貴様の初めては俺ということになる。」
「嘘だあああああ……!!」
ファーストキスは将来結婚する人と
昔から決めていたリツカにとっては
結構なショックだったようで。
「いやだよー…。
こんな恐い人(?)が初めてとかやだよー……。」
「心外だ。虎のように穏やかな俺を怖がるとは。」
「虎、穏やかじゃなくない?ねぇ?」
この後、アヴェンジャーの
分かり難い猛アタックの日々が始まる事を
リツカはまだ知らない。