▼ アステリオスとすやすや
マイルームに戻ると
アステリオスがベッドですやすや寝ていた。
ソレを微笑ましく見ながら
ベッドの端に座る。
その反動かアステリオスがほんの少し目を覚ます。
「ん…リツカ…?」
「ごめん。起こしたかな?アステリオス。」
眠そうにムニャムニャと口を開くアステリオスの
ふわふわとした髪を優しく撫でる。
「リツカ、も いっしょ」
そういってぐっと手をひかれて
布団の中に引きずり込まれる。
予想以上の温かさに頬が緩むが
地肌が触れ合う感触に少し緊張してしまう。
「ん…ますたぁ……」
大きな身体に包み込まれるように抱きしめられて
なんだか落ち着いてやんわり眠気が漂う。
「ねんね…ねんね…」
アステリオスの大きな手が優しく頭を撫でる。
その手に安心して思わず瞼が重くなる。
そのまま脱力してアステリオスに身体を預ける。
いつの間にか、一緒に眠っていた。