▼ スヤスヤぐだ子とキャスニキ
リツカはよく、共用のソファで寝ている。
今日もソファでスヤスヤ眠っている。
「まーった…この嬢ちゃんは…」
それをキャスターとして現界した
クー・フーリンがまた見つけた。
また、というのは
昨日も同じ状態でリツカが眠っていた為だ。
ため息をつきつつリツカに声をかけるも
一向に起きる気配はない。
「…はー…こいつ本当に警戒心がねぇな…」
クー・フーリンは
リツカの頭を少し持ち上げ
ソファに座ると自分の膝を枕にしてやった。
さらさらとした髪をそっと撫でると
リツカの口から
むにゃむにゃと声が漏れるが案の定起きない。
「もう少ーしでいいからよ、
警戒してくれや、マスター。俺も男だぜ?」
なんて苦笑した。