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「#寸止め」のBL小説を読む
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むっつりしかいないカルデアwith黒髭紅茶槍兄

「ごるぁああああああ!!!!」



リツカの
さして珍しいものではなくなった怒号が廊下に響き、
その数秒後黒ひげことティーチに
飛び蹴りをしてすっ飛ばすリツカの姿があった。

ずべしゃ、

とでも擬音をつけたくなるような倒れ方だ。


その音に、何事かと
近くの部屋で口喧嘩をしていたのであろう
エミヤとクー・フーリンがひょこりと覗きに来る。

「よーリツカの嬢ちゃんどーしたー?」
「いったいな、…彼はどうした…?」

以前廊下に倒れているティーチに若干困惑する。


「聞いてよ!!こいつ!私の下着、
 オールレースとかフリルとかの
 すっけすけのやつにしやがったんだよ!!!!」





大きな声で何を言っているのかこのマスターは。




「拙者の好みのパステルカラーてんこ盛りですぞ!デュフフ!」


そしてこいつもなにをいっているのやら。

だがしかし、このカルデアには
どうもむっつりしかいないらしい。




「下着は白一択だろう」

といったエミヤに右ストレート。

「黒のが色気あるだろーよ」

といったクー・フーリンにアッパーが決まるまで
あと30秒。








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