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「#オメガバース」のBL小説を読む
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ゾンビな夢主と南部さん
死人の娘は、ゆらりゆらりとふらふらしながら
男の後ろについてくる。
「…Not」
「あー…」
娘の名はNot。
三十年も昔に死んでいる。
「…ぅー…」
「…歩が早かったか?…すまぬな。」
もはやこの娘に、考える力はない。
ただ、動いて命令に従うだけだ。
「…あー…」
ゆっくりと、娘はついてくる。
急かしても聞きはしないので、
その場で待つ。
やっと追いついた娘に、
いい子だ、
と頭を撫でる。
「あー…」
その笑顔は、まだ生きていた頃と同じで、1
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