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- ナノ -

名前変換ほぼなし   (鶴姫?)

文が来た。

姫巫女様が危険と。

神輿に乗った怪しげな男は、
「救いたくば、戦え戦え。」
そう言って笑う。

私は刀を手に戦場を駆けた。

傷が出来ても骨が折れても戦った。
戦って、戦って、戦い続けて、
やっと、会えると思っていた。

思っていた。

また名前を読んでもらえると思った。

あの優しい声で
「Not」と読んでくれると思った。

けれど。


「騙されたとも知らずにな。」


白い髪の男は、
とっくに事切れたであろう姫巫女を
引きずって歩いていた。

その瞬間、自分の中で何かが壊れた。

気がついたら、
私が知っているものは誰も居なくなっていた。

伊達も、徳川も、毛利も、
長宗我部も、松永も、誰もいない。

みんな死んだ。みんな殺した。

みんないなくなった。




私は、


壊れた、壊れた、人と、私と
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