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「#幼馴染」のBL小説を読む
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赤の花 (明智)
Notが、
唐突に髪に赤い花を挿してきた。
「…これは?」
「椿」
「花の名など聞いてはいませんよ。」
「ん。」
Notはただ、
目を細めてその白い髪を眺めていた。
そしてふっと口元を緩めて小さく微笑む。
「お前はやはり赤が似合う。」
「私としては花の赤より血の赤の方がいいのですが?」
「…そうだな、なら、」
私の血でその白を染めてくれ
「…貴女は殺しても湧いて出るつもりでしょう?」
「おや、バレたか。」1
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