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「#幼馴染」のBL小説を読む
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エギおじと主人公


「ねーいい加減機嫌直してよエーギル。」

部屋に不法侵入してきたと思ったら
コノハの腹に頭を埋めるように抱きついたまま
動かない男の頭を撫でる。
思ったよりも柔らかい白い髪は意外と心地がいい。
たまにあるのだ。こういうご機嫌ななめな日が。

「エーギル?寝てる?」
「起きてる」

寝てるのならどかしてやろうと思ったのに
それを見こされてるのか即答された。
その言葉にはハッキリしていて今にも寝そうという訳でもない。

「なんでエーギルはたまにそんなこまったちゃんになるのさ。」
「…」
「もー…エーギルちょっとこっち向いて。」

頭を撫でながらそう言うと
大人しくこっちを向いてくれる。
不貞腐れた子供みたいな表情の男の頬に1つ唇を落とすと
途端に機嫌良さげにコノハを抱き上げてくる。

「ちょぉあ?!」
「お前は本っ当に俺様を燃え上がらせるのが上手いな?」
「はい?!」

さっきの不機嫌さはどこへやら。
あぁ本当に嵐のような男だこと。



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