※"すとろべりぃ らぶ"続編
※♀政宗×♀幸村
※学パロ
※既に恋人同士
火曜日の6時間目。
私はいつも窓の外を眺める。
私の席は窓側の後ろから2番目。
目立つ様で目立たない、微妙な位置。
授業中に惰眠を貪っていても、あんまりバレない。…やったことはないけれど。
それをいいことに、私はいつも窓の外を眺めている。
でも、私が見ているのは、空が青いとか、雲が団子みたいとか、男子がグラウンドでサッカーやってるなぁとか、そんな事ではない。
そんなものは、引き立て役にしかならないのだ。
「Hey!!コッチだ!!」
耳に心地良く響く、ちょっと低めの声。
その声のした方に視線を向ける。
まぁ、もうとっくに向いてるけれども。
"彼女"が、ボールを受けたらしい。
そのままディフェンスをすり抜けていく。
そして
「政宗っ、いけぇえぇえぇえっ!!」
「頑張って、伊達さぁあぁあん!!」
彼女が力強くボールを蹴り上げた。
瞬間、声援は止み、辺りに静寂が訪れる。
私は思わず息を呑み、汗ばんだ拳を握り締めていた。
(…入れっ!!)
ボールは、引き寄せられたかの様に、ゴールへと吸い込まれていった。
ピーッ、とホイッスルが校庭に響いた。
そして、直後に試合終了のホイッスル。
3−1
彼女のチームの勝利だ。
途端に、わぁっと上がる歓声。
そして、思わず私もガッツポーズをしていた。
彼女は、味方の男子や応援の女子にもみくちゃにされながら、勝利を喜んでいた。
…私は内心複雑だったけど。
共に勝利を喜ぶ。他意はないとしても、彼女に他の男が触れているのを見ると、何か胸がモヤモヤする。
――これが、"嫉妬"というものか…。
ふと、彼女が此方を向いた。
私が見ている事に気付いてくれたのか、その独眼は、ジッと私を見つめていて。
彼女はやがて、ニッと笑って手を振った。
その瞬間、私の胸のモヤモヤが、スッと晴れていった気がした。
貴女は誰にだって優しくて。
みんなから人気があって。
だから、私、ちょっと嫉妬しちゃうけど。
でも、やっぱり貴女が見ているのは、貴女に一番思われてるのは、私なんだって
自惚れても、いいですか?
END
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまた書いてしまいました!!
あーあ、政宗の台詞一言しかなかった←
今回は、幸村の心理描写を頑張りました。
人気な政宗にちょっと嫉妬しちゃう幸村が書きたくて、衝動的に(笑)
まぁ表現出来てるかどうかは別として(殴)
あ、政宗ちゃんが何で男子に混じってサッカーやってるのか、という質問は受けません←
だって、あの人ならやりそうじゃないですかっ!!←
因みに、幸村の百面相(?)はちゃんと先生にバレてました(笑)
でもいつものことなので、諦めてます。
次回はちゃんと政宗ちゃんにしっかりした台詞をあげたいです←
多分また懲りずに書くと思いますよー、続き(爆)
では、ここまで御覧下さり、有り難う御座いました!!
因みに
※sweet jealousy→甘い嫉妬※
って感じで。
…色々間違ってるかもです。
20120404修正
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