ねえねえ聞いてよシズちゃん! 津軽ったらひどいんだよ。浮気したの!
 俺、それ知ったときすっごく悲しかったんだけど、いつの間にかむうってした気持ちが湧き上がってきちゃってきてね?
だから津軽を呼び出して、俺を探してきょろきょろしてるところを狙って後ろからこっそりヘッドフォンを付けたの。そのときはそこから、俺の音楽を結構な音量で流してたんだけどさ? ああうん、これこれ。サイケデリックな音楽で津軽ったら直ぐに…何だっけ? こーこつ?な顔になっちゃってさあ! まあ、そうなるようにわざと俺がちょっとその音楽をいじってたからなんだけど。津軽がおっきな声出してびくって体反らした隙に俺、ぱぱって前をはだけさせたの。帯はちょっと面倒だったから、思わずナイフで切っちゃったんだけど。そしたら津軽、泣き出しちゃって…。ナイフが怖かったのかな? それともあの着物、お気に入りだったかなあ? 流石に俺もちょっと悪かったなあって思って。だから触って欲しそうにしてた津軽の乳首につんって触ってあげたんだ。そしたら津軽、あっ…!って今まで聞いたこともないような可愛い声出したの! 俺、嬉しくなっちゃってさ。初めからこうやってちょっと強引にされた方が、津軽は悦んでくれたんだね。だけど気持ち良いって津軽、素直に言えないみたいだったからさ? それどころか、嫌だーって暴れるの。あんなに気持ち良さそうに頬っぺた赤くしてるのに、恥ずかしいからって遠慮しちゃうみたいでね。だから俺、このコードで津軽の両手を縛ってあげたんだよ! 津軽の肌ってかなり白いからさ? このピンク、すっごく似合ってたの! 頑張って声出さないようにって津軽は自分の唇噛んじゃってたから、俺はちゅうしてそれを止めさせてあげて。それからこりこりってしてて辛そうだったから、津軽の胸の先っぽ、いっぱい触ってあげたの! 津軽はくねくねって気持ち良さそうに体動かして、あっつい息で俺の名前呼ぶの。そしたら俺、やっと自分のやることを思い出したんだ。あのとき俺は津軽を気持ちよくするんじゃなくて、お仕置きしなくちゃいけなかったんだよね。すっかり忘れてたから、危なかったよ。
 それから俺がずーっと津軽のお胸で遊んでたら、津軽ったらもじもじし出してね? どうしたのって聞いたら、触ってってちっちゃな声で言うの。変だよねえ。俺、さっきからずうっと津軽に触ってたのに。……本当はね? 俺、気づいてたの。"津軽"がぐうっておっきくなって立ち上がって、触って欲しそうにしてたことくらい。だけど、あれはお仕置きだったからね。俺、つーんって聞こえないふりしちゃったんだったけど、ちょっと意地悪だったかな? でも、仕方ないよね! 津軽がいけないんだもん。

 え? 話はこれで終わりだけど。…津軽? ああ、お尻にちょっとおっきめのヴーってなる棒っこ入れてきたから、今ごろは一人であんあんって言ってるんじゃないかな? あ、そうだった。……ほら、これがリモコン! 時々3とかにはしてあげてたんだけど、ずうっと1にしてきたからそろそろ2くらいにしてあげようかな。――よっ、と。…ふふふっ、後で様子見に行ったときには、一回だけ5くらいにしてあげようかな。津軽、今ごろイきたくてもイけなくって辛がってるだろうし…。
 …ああ、浮気って何したのかって? あのね、津軽ったら俺のいないところで、臨也くんとお話してたんだよ! ひどくない?

 ――…ところでシズちゃん。今日…俺に内緒で誰かに会ったりした? あーあ、嘘は駄目だよ! 仕方ないなあ…サイケがきっちりお仕置きしてあげる! え? 何で逃げるの? 駄目でしょ、もう。捕まえた。


 ――ねえ、シズちゃんも俺の音楽キいてみる?


 
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