金吾さんがなつく


「ひっ、ひいぃぃ!」
「…? 何故、鍋を被っている」
「ああああのっ、ぼくはそのっ…」
「この国の主なのは貴公で間違いないか?」
「はわわわ…」
「…(話に聞いた通りの男児だな)、この馬鹿にでかい鍋は何だ。迎撃用の兵器か?」
「ち、違うよ! ほら、今日は三瓶汁なんだ。フィオさんも食べて…あ!」
「ん?」
「あわわ…ぼくはなんて恐れ多いことを…」
「うまそうだな」
「えっ」
「サンペイ汁とは初めて見るが、丁度腹が減った所だ。食事にしないか? 一緒に」

- - -
面倒見の良いフィオさん。
(…金吾さんに7才児重ねてればいい。辛辣な言葉を放ちながらもちゃんと見てるんだ)

131009
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