「真奈美ちゃん!はい、コレ!」
「あ、ありがとう!って…、えーっと…何これ?」
「今度ねっ、GEのライブが近くであるのですピョーン!」
「ほんと!?」
「マジマジドマジさんですよぉー!」
全国でライブをしている八雲が久しぶりに帰って来て、嬉しそうに真奈美に言った。
「今回のライブはね、ラブソングが多いんだよぉ」
「そうなんだ」
「ぼくが考えたのですでーす!」
真奈美ちゃんに聴いてもらうためにね。
「真奈美ちゃん、大好き!キャハッ、言っちゃった!やっくん恥ずかしい!」
「わ、私も恥ずかしいです!!」
「あ、真奈美ちゃん照れてる〜!可愛いですなぁ〜!」
「可愛くなんか、んっ!」
「ごちそうさま〜!」
「ややや八雲君!!」
バシバシと八雲を叩く真奈美。
「いたっ、痛いですよぉ、真奈美ちゃーん、」
笑いを堪えながら痛がる八雲。
「もう!八雲君が全部悪いんだからね!」
「ライブに向けてモチベーションを上げようとしただけなのに〜、なんで怒るですかねぇ?」
「いきなりキスしないでよ!!」
「ほぇ?ダメだった?」
「ダメとかそういうことじゃなくて…!」
顔が真っ赤で涙目になってオロオロしてる真奈美。
「真奈美ちゃん、やっぱり可愛いですよぉ〜」
───後日
この世界の
誰よりも
好き、好き、
大好きだよ
照れてる顔も
泣いてる顔も
あなたの全てが
愛しいから
僕は守りぬくこと
誓うよ、いつまでも
「いい歌詞が出来たピョン!むぅぅぅ、シュンさんに作曲してもらいますかねぇ…」
ライブで新曲として発表するから、楽しみにしててね、真奈美ちゃん!
この歌は真奈美ちゃんに捧げる歌、っていうのはまだみんなには秘密だよ?
(歌詞に込めた想いが届きますように)
バラードみたいに染みて、感じて
fin
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瞬の都合は関係無しなのかw
「多智花ぁあああ!!」と怒鳴ってる瞬が目に浮かぶようです。
詩って難しいですね。凹みかけました。