[> I have a fondness for you .








「昶くーん」

俺の白銀は可愛い。可愛過ぎる。

「?寝てるのでしょうか?」

目をパチくりするとコテっと首を傾げる。そして俺が寝てると思いクスリ笑う。
仕草がいちいち可愛い。

「おやすみなさい、昶くん

『       』
           ……。」

サラッと髪を撫でるとそのまま額に口づけを落とす。
それに満足すると頬を赤くして立ち上がり何処かへ行こうとするから腕を掴んで引っ張り自分の方に寄せた。一瞬何が起こったか分からないといった表情をした白銀はすぐに顔を真っ赤にした。

「あ、昶くん…お、起きていたんですか?」

「ああ」

「い、いつから…」

「お前が来たときから」

「なんで寝たフリなんかしていたんですか…!」

「お前が可愛いから」

意味が分かりません!と先程行なった自分の行為の恥ずかしさにぎゃあぎゃあ腕の中で騒ぐ口を己の口で塞いでやる。
次第に大人しくなり、離すと名残惜しそうに潤んだ青の瞳がこちらを見つめる。

「白銀」

「?」

「俺もお前を愛してるよ」


I have a fondness for you .
私はあなたに溺愛してます。


「あ、あのー…お取り込み中悪いけど…此処学校だよ…?」
(そして俺がいること忘れてないよね??)








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