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学パロ焔白 イチャこらしすぎて別人警報 「ほーむーらーびっ!」 後ろの方から自分の名前を呼ぶ声がして 全速力で走ってきてそのままの勢いで抱きしめられた。あまりの衝撃に前に倒れ込みそうになるが、それをなんとか耐えた。 「帰ろーぜ」 ひょこりと顔を出して満面の笑みを浮かべてくる愛しい人。相槌を打つと隣に来て歩き出した。 「今日お前ん家行ってもいいか? もうすぐ定期考査だし、勉強教えてくれ」 「教えてくれも何も白銀、そなたも頭良いだろう」 「お前ほどではねぇよ、学年トップさんよ」 白銀は若干皮肉を込めて言うと焔緋は困った表情を浮かべた。それを見た白銀が冗談だ とふわりと笑うと焔緋の腕を掴み 足早に焔緋の家へ向かった。 家に着くなり すぐ勉強用具を広げる。それから3時間程黙々と勉強を続けた。時々、気を利かせた焔緋がなくなる度にお茶を用意して。 「少し休憩しよう」 焔緋の声で白銀はペンを置き、腕を天井に伸ばした。そして何か思いついたように急に立ち上がって焔緋の隣へ行き座ったと思ったら、そのままギュウと抱きついてきた。胸に顔を埋めて んー と唸った。 これはよく白銀が甘えるときにする仕草。 白銀は 普段から割と焔緋にはこんな様子ではあるが、他人に対しての態度はかなりクールである。それを知っているが故にやはり自分は特別で愛されているのだと優越感に浸ってしまうのだった。 頭を撫でてやると顔をあげて見つめてきたのでキスすると白銀の頬が紅く染まった。そして一言。 「ずるい」 その後もどちらからか分からないけど、何回も唇を重ねた。 勉強会 その筈だったけど…? (なぁ、今日泊まっていっていい?) (最初からそのつもりだったのだろう?) ――――――――――――― なんじゃコリャ! |