あなたの将来が心配です
安田って奴がいる。
本当に馬鹿で変態でどうしようもない奴である。
あいつはあろうことか私に告白してきたのだ。
「あなたの下着を見てから、あなたの下着が頭から離れません!好きだぁみょうじー!」
最低だよね。うん、最低。
もちろん私の返事はNO。
だってよく考えてみて?
安田は私の下着が好きなんだよ。
というか…見たんだよ、私の下着を。
そういう事実を知った以上、あいつを許すわけにはいかないの。
「ぐあああ!今日もみのりちゃんかわいい!エロい!」
ほら、私に告白したくせに、みのりちゃんに鼻の下伸ばしてさ。
あまりに苛つくから、平手打ちをかましてやった。
「安田あんたいい加減にしなよ!変態!すけべ!」
「なんだと!?…………あ!お前まさか嫉妬をして…!?」
「…はぁ!??」
わ…私が…………誰に嫉妬??
な…なに言って………
「なーんて冗談……あれ…みょうじ…?まさかお前本当に…」
「そ…そんなわけないでしょ!!!!」
「ぶっ!!」
また平手打ちをかますと、私はその場から逃げ出した。
だって…
嫉妬してるのか、って言われて…
安田と目が合うと…
おかしくなったんだもん!
もう…わけわかんない!!!
(みょうじ………あの時の顔超可愛くて俺興奮した)
(死ね!)
- 3 -
[*前] | [次#]
ページ: