だいっきらい



あなたのその優柔不断のところも



あなたのその聲も



あなたのその泪も



あなたのその存在も



だいっきらい



あなたのその性格も



あなたのその私を見る眼も



あなたの蔑んだ辭も



どうせ親友の役が終った私は



あなたの埖なんだから



もう構わないで



もう話さないで



もう嫌わないで



嫉妬も憎悪も絶望も不幸も



充分感じたんだから



私を否定しないで



お願いだから



これしか私に遺された



途はないの



あなたにすがりついて



あなたの輪の



情をちょっと頂戴










それできっと



私は、