寒い。



太陽が暖かく私たちを包む



寒い。



恋の色をした花は、狂ったように咲き誇る。



寒い。



そんな中でもあなたはずっと冷たくて



日が、当たらない。



声をかけても気付いてくれなくて



何も見えない。



どんなにあげても返してくれなくて



何も聞こえない。



こんなに焦がれても、破片さえもくれない。



僕の前にいる君が



私の前にいるあなたが



どんな顔をしてるかも分からなくて



何を思ってるのかも分からなくて



僕はなにも分からないまま



私は何も知らないまま



君の徴を見つめるから



あなたの道をを見つめるから



どうか僕の前で



どうか私の前で



一度だけ、笑ってください。