[ 4/7 ] あれから1年がたった。 俺は2年生になったし、後輩もできた。 もう1つかわったことがあった。彼女、つまりマネージャーの内山先輩が受験生になったのだ。 そして、変わらないものもあった。それは俺と先輩の関係だ。 いまだに、俺は彼女の記憶に存在しているかわからない。 だから俺は走り続けた。彼女の目に止まるために。 やがて俺は陸上部で1番をあらそうことができるほど実力者になった。 頭もそれなりにいいほうで、先輩の目につけば、と思い色々とがんばった。 …いまだに彼女としゃべったことはないが… とりあえず、もう少し頑張ろうと思った。 |