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陸上競技部に入部した俺を待っていたのはとこにでもいそうな普通の女の人…、いやマネージャーだった。

他の1年と共に彼女の前に並び、挨拶を聞く。

「1年生の皆さん、はじめまして。陸上競技部2年内山です。よろしくね!」

特に目立った所のない、普通の人だった。

ただ、1つだけ、変わった所をあげるならば、その声はとても優しいものだった。

ただただ、暖かく心地のいい声だった。

周りの1年は礼と共によろしくお願いします!と大きな声でいっていたが、その声に気をとられすぎたのか、俺はよろしくお願いしますの一言もいえなかった。

× ×
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