*ギャリーの彼女
*死ネタ
*完全に自己解釈







純白のカーテンが揺れる


真っ白な部屋で一人ぼっちな私。


君がいないこの部屋の中は牢屋と化して
この部屋の中は地獄でしかなかった。



早く、君に会いにいきたい。



黒い布で包まれた赤い口が叫ぶ。



あいたい、あいたい、あいたい。



どんなに思っても変わらない現状。


君に会いたくて、この牢屋から脱け出した。




誰もいない廊下を独りで歩く。

おぼつく足取りで、壁に手をつけながらいっぽいっぽ慎重に。

やがで非常口の緑のランプが目に入った。

もうすぐで屋上のようだ。

少し急いで、重い足を進めた。




屋上の扉が見えた。

誰も行かず、錆びたドアノブ。


手を、かける。


ガチャ、と捻るたびに静かな廊下に響く。


やっとのことで開いた扉を越えて、闇に足を踏み入れた。





闇が私を包む。

なのに空は酷く明るくて

それをつくる現況の月は、明るすぎて見れなかった。




そよぐ風に眼を閉じ、君を感じる。


瞼の裏には君と過ごした情景がよみがえった。




大好きだったよ、ギャリー。

医者に、あの自己と君のことを聞かれ、分からないって嘘をついちゃった。

でも、きっと君のもとへ行けるよね。

もう地獄はこりごりだもん。



「君がいない未来なんていらないんだ。」

だからまっててね、ギャリー。

今から眠るから、迎えに来てくれると嬉しいなあ




だからさ




キミナシビジョン
(雲と雲の隙間だけは開けておいてね)





完全に自己解釈ですみません。

でもリンちゃん可愛いです(*^^*)

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