メアリーとの合流後、私はとんでもない所を歩いていたらしく、メアリーにどやされ、現在メアリーと手を繋いで歩くという美味しい展開を迎えているクラリスちゃんでーすっ!!うぇーい!!
とはいっても、私が半ば強制的に繋いだんだけどね!!まあ、気にしないでね!
そんでもっての、ただいまとってもメルヘンな世界を歩いています。
「…ってメアリー。ここどこ?」
「んっとね、どこだと思う?」
「えー、…じゃあ古代メルニクス間山山道マップ2東通路」
「おしいなぁ…。正解は私のスケッチブックの中」
「え、今のでおしいの!?」
「うん!」
…いまいちメアリーが掴めん。
でも可愛いから許す!!
なんて私が思ってるのも露知らず、私の手を引きぐいぐいとどこかへ進んでいくメアリー。
ここは彼女の庭的存在なのか、道を把握しているっぽい感じて進んでいく。
たまーに怖いのぶら下がってたりしたけど気にしたら負けよ!!
しばらく歩けば、メアリーは美術館に入った。
何があるのかと思ったら、空っぽの箱だけで
おかしいなぁ…と呟くメアリーは何かを察したご様子で
仕掛けを解かなくていいみたい、手間が省けたわなんて私に話ながら先程とは違う道を歩いた。
やがて大きな箱がある家のような部屋(?)についた。
箱の前までくると、メアリーは私の手を離した。
「クラリスお姉ちゃん、ここにとびこんで!」
「…わっつどぅーゆーらいく?」
「いや、だからここにとびこんでって!」
「いやぁ、なんでこんな真っ暗で先が見えない箱に飛び込まなきゃいけないの?」
「この先に、イヴとギャリーがいるから」
「喜んで行かせていただきます!!」
でも一人じゃ寂しいから一緒にいこうよ!!ね?なんてメアリーに聞けばまったく…もう。とお顔を真っ赤にして手を繋いでくれたよ!!やったねクラリスちゃん!!
「じゃあメアリー、いくよ!1、2の…3っ!!」
落ちる2つの影、
しっかりと手は繋がれたままで
落ちる1つの影は、
とても悲しそうな顔をしていて
彼女の再会への足跡は、徐々に近くなる
「なーんてね!!言ってみたかっただけー」
「なにいってるの?」
「特に深い意味はない!」
「そう」
「…ねえメアリー。」
「なに?」
「これ、いつまで落ちるの?」
「さあ?あと半分くらいじゃない?」
「うわっなが!!」
「まあまあ落ち着きなよ、クラリス君!」
「なんかメアリーおかしくなった!!」
うわーんなんて棒読みでいえばお姉ちゃんもおかしくなったよと真顔で言われた。
これはこれで悲しいよね!!
出口はきっと、すぐそこに