夢を、見た。

ぱっとみためきれい、とは言いがたいノートやクレオン、パレットナイフなどか転がっている部屋の中心に"彼女"はガラスとともに立っていた。

"ねぇ"

声を、かけられた気がした。

"ねぇってば!"

…とうすればいいのだろうか?
とりあえずどうしたの?と声をかけてみる

"あのね、お姉さんにお願いがあるの"

彼女は、美しい作り物の用な瞳をこちらに向け、真面目な顔で私にいった。

"お姉さん、お花やさんでしょ?
だから来年、  と    と一緒に、私に薔薇を届けて!"

誰と誰?よく聞こえないよ

"ああもう!時間がないわ!
  と    が私のことを許してくれて、私と会ってもいいっていうならお願い!"

ねぇ、聞こえないって!あなたはだれなの?

"大丈夫、絶対に  と    のことはあなたなら見つけられるわ!だからお願い!
私の名前はメァ…"

彼女の美しい金髪が揺れ、黄色の薔薇が散り、白い光につつまれた。

…気がつけば、ベットの上だった。
あぁ夢だったんだ、と思うと同時に彼女の言う人達を探さなければと言う思いにかられた。

「クラリス!朝よ!」

母の声がした。あぁ、帰ってきたんだ。

たしか、2日店番したら2週間仕事手伝わなくていいっていわれたんだっけ。
ちょっとお得な気がする

「はーい!ちょっと待ってっ!」

私は急いで母のもとへむかった。
夢のことは気にはなるから、あとで考えることにしちゃおう。
目指すは美味しい朝御飯!

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