Twitterお題 4+1〜10 フリーSSS | ナノ
 

4月に、折角の4月なのでと、お題メーカーにて作成して頂いたお題で140字セシルSSSを書いてみたので、こちらにも載せさせて頂きたいと思います。
前回の反省を生かし数を1〜10に減らして挑戦致しました。
お気に召しましたら、どなた様もご自由にお持ちください。



・貴方はセシルとウォーリアで『そう、全てが終わる前に』をお題にして140文字SSを書いてください。

敵に取り込まれる可能性も考えなくてはならない、なんて言うけれど。
その可能性を考えて僕にどうしろっていうんだい。
「セシル、もし私がそうなったなら、何もかもを終わらせてしまう前に君が眠らせてくれ」
それは逆の立場の時は同じ事をしてくれると思っていいんだね?


・貴方はセシルとフリオニールで『新着メール1件』をお題にして140文字SSを書いてください。

休日の朝、遮光カーテンを引いた室内に点滅する光に嫌々片目を開けた。
メールの着信を告げる携帯の点滅に、仕事メールなら無視することを心に決めてメールを開けば、奥手な友人から遊びのお誘いのメール。
あれま。
一杯一杯の文章に苦笑して了解の返事をする。
さて、何を着て行こうかな…。


・貴方はセシルとオニオンナイトで『夢であえたら』をお題にして140文字SSを書いてください。

「夢で知らない人が出てきても、それは何処かで必ず会った人なんだって」
…もしその人の事を忘れてしまっていても?
「意識してないだけで、頭のどこかは必ず覚えてる。…ねぇ、だからさ。全部終わって全部忘れても」
…夢で会えたらいいね、何て言って泣かないでくれ…。


・貴方はセシルとゴルベーザで『見てないけど』をお題にして140文字SSを書いてください。

敵に温情を掛けるなんて、貴方の部下のへ扱いが見えるみたいだ。
ミスを怒鳴るけど見捨てたりはしなくて、成功すれは誉めて伸ばしてたタイプかな。
何て言えば、
「見てもいないのに何を言う。違っているぞ」
と笑われた。
確かに見てないけど。
側で見ていたかったんだよ…。


・貴方はセシルとバッツで『嘘、だったりして』をお題にして140文字SSを書いてください。

君がさぁ、今までの冒険とかをさぁ、熱っぽく話してくれたのがすっごく楽しかったから真剣に聞いてたのにさぁ。
最後になって「とか言って全部嘘、だったりして」で切り上げたからへそ曲げたんだよ。
話すに辛い場面が近くなったのバレてるんだからもっと益しな嘘吐きなよ。


・貴方はセシルとティナで『お気に召すまま』をお題にして140文字SSを書いてください。

剣の手入れをしていたら髪の手入れをされました。
「ん〜!纏まらない!」
なんて上機嫌で言われたらもうお気の召すままにどうぞって思うしかなくない?
「出来た!ポニーテールでお揃い!」
手を離されたから振り返ったら満面の笑みでこの言葉。
どうしようこの可愛い生き物。


・貴方はセシルとクラウドで『結論はとうに出ている』をお題にして140文字SSを書いてください。

どうする、って訊いたら
「まだ、考えてる」って苦笑。
また? って訊いたら
「また」って苦笑。
ねぇ、それって結論はとうに出ていて、それをするのが嫌ってこととは違う? って訊いたらきっと黙ってしまうんだろうな。
君は君が思っているほど優柔不断でも弱くもないよ。


・貴方はセシルとスコールで『愛される条件』をお題にして140文字SSを書いてください。

彼が不器用なりに必死で人と向き合うようになったのは、ジタンとバッツの功績。
それでも失敗した時には独りで悩んでるんだよね。
でも今回は相当切羽詰まったみたいだ。
僕に相談するなんて。
「…人に好かれるには、どうしたら…?」
ん〜、そうだね、そう思うこと、かな。


・貴方はセシルとジタン・トライバルで『宛先のない手紙』をお題にして140文字SSを書いてください。
(ジタンがフルネームなのは、名前だけでやったら英文お題が出てきて、その英文の意味が解らなかったからです)

落としたよ。
そう言って僕が拾ったのは、封のされた宛名の無い小さな便箋。
「サンキュ」そう言って君は平然と便箋を受け取る。
どうしていいか解らなくなるのは、君が角を唇に当ててにやりとするから。
「宛先と内容、知りたいか?」
泣かされそうだから、遠慮しておくよ。


・貴方はセシルとティーダで『夢だったらよかったのに』をお題にして140文字SSを書いてください。

自分を誰かが見る夢なのだと、彼は平然と皆に告げた。
だから全て終わったら消えるのだと。
何の拘りもなく、冗談に聞こえる程明るく。
嘘じゃないことが解ったから、嘘だなんて言える筈もなくて、彼ではなくこの世界や、この戦や、彼の言葉の方が夢だったら良かったのに。



捧げ物TOP


.
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -