novel | ナノ



充電
 
「ルフィ〜」
「おう、なんだ?」
「本読んでたら疲れちったー
ちょっとこっち来てー」
「だるっだるだなー、お前」
「そーねー」
もすん、とルフィの肩に頭をうずめる。
「どうした?」
「ん〜
充電中…」
「そうか…」
「んー」
お日さまの匂いするなぁ。
昨日は洗濯してたからいい匂いするし。
背中にあたる日光もきもちーなー。
「な、ちょっと顔上げろよ」
「なにさー?」
ぐりんとルフィの方を向く。

ちゅ。

唇に落とされた優しいキスは、


「つかれてんだろ?だったらちゅーした方がいーだろ!」
しししと笑うルフィ。
「エネルギー満タンでショートしそうだわ…!!」
笑ったルフィがかっこよくて、キスされた唇が熱くて。
あたしは頭をごつごつルフィの肩にぶつけた。
「わ!何だよ!?」
「そーゆー不意討ちのかっこよさやめて!」
ルフィはしばらく黙ってたけど、もっかいしししって笑った。
かっこいいんだこんちくしょう。



---Thank You !---
教科書の山ん中から発見したやつ。
妄想してはひたすら悶絶する日々です