暇だなぁ。とベッドの上でゴロゴロする。今日は休日だけど雨なので友達との約束もキャンセルになったのだ。

鬼灯さん元気にしてるかなぁ…。そういえば、鬼灯さん地獄で閻魔様の側で働いてるんだっけ?

「地獄行ってみたいなぁ〜」

「地獄行きますか?」

「行きたいけど…って鬼灯さん!?もうびっくりさせないでくださいよ!寿命が…」

「貴方こそ。そんな漫画みたいにいちいちびっくりしないでください」

てゆうか、どっから来るんだろうこの人、いや鬼。謎だ。ミステリーだよミステリー。

「ちょうど良かった。明日から現世の視察でこっち来るんで明日から居候させて頂きますので」

この鬼今なんつった…?

「いやいやいや、確かに親とか居なくて泊めやすいですけど部屋が一部屋しかないんですよ?!」

「困る事は1つもありませんよ、私はベッドで寝ますので貴方は床で寝ればいい話です」

「なーに当たり前みたいな口ぶりで言うんですか!ベッドは譲りませんよ!」

「でも泊める事は認めて下さったんですね。それではまた明日」

嵐のように去って行った鬼。間違いないアレは本当に鬼なんだな。

はぁとため息をつく。でもそのため息は重苦しいものでは無かった。

明日か…。部屋の掃除でもしておこうかな。




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