Loving You





若干性描写有り











俺ん家に誰もおらんのを良いことに、大好きな光とやっとのことで初えっち。服脱いでえろいちゅーして触りっこして。光も可愛く喘いどった。光は自分からフェラまでしてくれた。気持ち良すぎて死ぬかと思った。


「光、指、入れるな…?」
「はい、謙也さん…」

早く光ん中に入れたい。一緒に気持ち良くなりたい。蕾を解すように触って指を奥へ、なるべくゆっくり奥へと進める。ちょっとずつ指を増やして光のイイトコを探す。


「いっ…光、どうした?」
すると急に光は俺の頭をバンバン叩いてきた。あまりにも必死に叩いてくるから光の方に目をやると、真っ青な顔してボロボロ泣きながら叩いてる方やない手で口を押さえとった。俺は咄嗟に指を抜いた。

光はふらふら壁にぶつかりながらも部屋から出てった。光の後を追いかけると、洗面所におって、げーげー吐いとった。

「光!!大丈夫か!!」
「げほっ…うぇ、ごほっ」

背中を摩る。何気なく光の吐いたものを見ると、俺の白濁色の欲も見て分かった。

最悪やと思った。自分の欲に任せて、光の可愛い口に出して。普段排泄に使っとるところに指を深く突っ込んどるんやから気持ち悪く無い訳ない。んで体調悪くさせるなんて。指やってゆっくり入れたつもりやったけど焦っとったかもしれん。本間、最悪。

「謙也さん、すんませんでした。続きしましょ」
「…あかん、もう無理」
「は?」
「今日は絶対にあかん、絶対やだ、あかん、無理」

光、ごめん。本間にごめん。光を抱きしめて目を固くつむる。涙が零れんように。これで俺が泣くなんて、ありえへん。


「なんですか、やっぱ男の俺や不満ですか」
「ちゃうねん。俺、光が大事で…」
「次からは吐いたりしませんから」
「光、俺は本間光に不満があるわけちゃうねんで」
「じゃあさっさと俺を抱いてや!俺をあんたのもんにしてくださいよ!!」


光は涙でぐちゃぐちゃな顔できつく睨んできた。あぁ、なんで俺は光を傷つけてばかりなんやろ。


「光、聞いて。俺な、光が本間に気持ち良くなれるまでは無理矢理はしたないねん。光、まだ気持ち悪いやろ。これ以上光が気分悪なるのいややねん続きはまた今度な」
「でも…」
「まだしんどいならヌいたるよ」
「そんなん……」
「それに、おまえはもう俺のもんやから」


光は俺の手をきゅって握って本心をぽつりぽつりと話してくれた。

「謙也さん、俺本間はまだ気持ち悪い。最後までシてほしかったけど、腹ん中がムカムカすんねん。謙也さんが俺の口でイってくれて嬉しくて、本間は、全部吐きたくなかったよ」
「うん」
「謙也さんはモテよるし、断り方もやんわりやから怖いねん。俺は女みたいに柔らかくないし可愛くもない。俺は謙也さんに、何もあげられないから。やからせめて気持ち良くしてあげたくて、頑張ったけど、俺、フェラ苦手かもしれん」
「うん、光は無理せんでええんよ」
「俺、ちょっとずつ頑張るから、やから、いつかは絶対謙也さんとひとつになりたいよ」
「うん、俺も」

あぁ。光はなんでこんなに可愛えんやろか。

人よりでかめの俺の手で光の人よりちっさめの手を誘導して、ゆっくり扱く。

「光、俺頑張るから。光気持ち良くなれるように頑張るから。いつか、痛い思いさせるかもしれんけど」
「ふぁ、…け、ん…ぁあ、やっ…さ…」
「光が気に食わんなら女の子のこともお前なん嫌いやーって言って断る」
「ぁあ、ちょ…んぁ、やば、い…っ」
「やから、ずっと傍におろうな」
「やぁ、けんやさ、も…出る…っ、ぁあぁっ!!」


目の焦点も合ってへんし「光?」って呼んでも返事も出来んみたいで、ハァハァ呼吸を繰り返す。そんな訳分からん状態でも俺にきゅってしてくれることが嬉しかった。


少しずつでええ。今は少しずつでええから。今は傍におってくれるだけでええから。

光の全部、いつかは俺にちょーだい。な?



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