極彩色に魅せられて:mapleさま
この度は掲載が遅くなってしまいまして、申し訳ありません。言い訳がましいようであれなんですが、赤点回避の為奔走しておりましたもので…。
と、話が逸れてしまいました、すいません。
作品、熟読させて頂きました! 極彩色に魅せられて――題名からしてセンス溢れる作品ですね。両親に捨てられ、孤独に死を待つだけの少年、セレナーデ。彼の主人となった青年は、謎に包まれています。そしてそれがまた魅力ですね。姿を目に映すことのできないセレナーデでさえ感じる程美しい青年。大貴族の主であるという青年。彼の意図は明かされぬまま、ただ神の衣を身に纏った悪魔に魅せられた少年を残して、この一話は完結してしまいます。
殺されかけてもなお、少年の瞳を濡らすのは泪ではなく、敬愛の念。人を従わせる魔性と、彼の傍らにいながらにして、個を確立する男。
全てがミステリアスで美しい作品でした。文章も秀麗な三人称で綴られていて、一人称の多い携帯小説の中で、新鮮かつ本格的に読むことができました。
ご参加ありがとうございました。機会があれば、またご参加頂けると嬉しいです。
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