ネスリュカ
やっぱしグダグダ。
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誰だって憧れてる人はいる。だから人は強くなれる。
不思議なことに、憧れてる人がいるということは、なぜか運命だからということがあるはず。
〜FlowerMemory〜
今日も少年はある練習を重ねていた。
あの人のように、自分はもっと強くなれそうな気がして…
「リュカ!」
その少年の元に、もう一人の少年が現れた。
「どうしたの?ネス。」
ネスと呼ばれたその少年はとても嬉しそうにしている。なにかあったのだろうか…
。
「さっきね!ポーラとプーが来てくれたんだ!」
彼が呼んだその名はかつてネスと共に旅をして世界を救った仲間のうち二人。
もしかすると、ネスに『PKファイア』だの『PKサンダー』だの『PKスターストーム』だのそれらの『Psy』を伝授させたのかも。ネスもいい友達がいたんだなぁって彼の表情からそれを伺える。
「そっか!みんな元気にしてた?」
正直、リュカはその人達にはあったことはない。ネスの友達で会ったことがあるのはジェフしかない。
そういえば、ダスターやクマトラは元気にしているのかな?
「うん!…そういえばリュカはなにしてたの?」
ちょっとの間、友達の話題になるかと思いきや、忽然と変わってしまった。
「…あ…『Psy』の練習…」
う〜む。なんかもやっとする。なんか空気読めてないというかなんというか…。
「何で?リュカ、『Psy』上手だよ?」
「ネス程上手くないよ…。だからもっとネスみたいになりたいなぁなんて…」
「そんなことないよ。リュカもリュカで上手なとこあるよ。
僕なんてバットやヨーヨーに頼っているところあるし…」
そんな武器も簡単に使いこなせるのに…やっぱネスはすごいなぁ…。
ちょうどピーチ姫と、ゼルダ姫が現れた。何かの花を買ってきたらしい。
ネスとリュカが興味を持って駆け付ける。
その手には紫色のフリージアの花。
「あら、ネス、リュカ。ちょうどよかったお花一本あげるわ。」
余ったのかどうかわからないが、ゼルダがネスとリュカに一本ずつ渡す。
「「ありがとう!」」
ゼルダとピーチは手を振って去った。
「綺麗な花だね。」
ネスはこれがどんな花かは知らない。でも偶然にもリュカはこの花の名前を知っていた。それに花言葉も。
「この花の花言葉ね、僕がネスにたいして、どう思ってるかと一緒なんだよ。」
「そうなの?教えて教えて!」
〜Freesia〜
「それはね…『憧れ』だよ!」
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