突然、昼にあのコンビニ店長から連絡が来た。
「おう、なんだ?」
『あの…先輩から任された女…昨日から無断欠勤してて……』
「………わかった。次からは無断欠勤したら即日報告しろ」
『は…はいっ!!』
……………あのボケェ…
受話器がミシッと音を立てた瞬間、ちょうどバカが帰ってきた。
「戻りましたー」
「おい吾代、いってこい」
「あぁ……千夏のとこっすか……」
俺の顔でわかったのだろう。
空気を読んで足早に向かってくれた吾代。
悪いな。
さて、場面は代わり、吾代。
「……で、てめぇはどこにいやがんだ?」
『あ!忍くーん!今すぐスロットジャラバーンに来て!!』
「はぁ!?」
『ヤバいの!!すっごくきてるの!出まくってるの〜!!!』
「……………」
まぁ……この勝った金で借金回収できたらいっか……
しぶしぶジャラバーンへ向かう吾代
「………で?」
「うん」
「どこにあるんだ?勝った金は?あぁ?」
「……忍君が来たら負けた」
「もう決めた。犯す。」
「いやんっそんなことしないで!」
「ふざけんな。もう女だからって容赦しねぇ」
「そういいながら容赦するでしょ?だからここでお金借りてるの」
「だからって…お前それ誰から聞いた?」
「パパから。」
「は!?お前親いたのかよ?!」
「うん!絶賛☆夜逃げちゅー」
「はぁ!?!何で連絡とれてんだよ!」
「知らない。ネカフェとかじゃない?パパ、首回んなーい☆ってメールくれたよ」
………とりあえず、いちいちキメてくるポーズにイラッとしたので殴った。
悲劇と喜劇の作り方
こいつに悲劇なんて存在しない