「久しぶりだねクラウン!!」
「ったく……忙しいっつってんだろ」
「えーいいじゃん。構ってよ〜」
「無理だよ」
「ちょっとだけ!ちょっとだけだから〜!」
「無理。会いに来ただけマシと思え」
「何だよケチ〜最近武器をどんどん仕入れてるらしいじゃん。何してんの?」
「準備だよ準備。」
「?」
「………そういや依以外に新しい奴が行動を共にしてるらしいけど誰?」
「べーっ!教えない!!!手伝ってくれないし」
「……ったく…クロを使え。」
「ありがと〜!」
「………アイがいるからあんま心配してないけど…慎重に動けよ、サイ」
「?うん」
◇26◇
「……で、私は何をしましょう?」
「クラウンがいたら警視総監を箱にして動けたけど…無理だから総監を拘束して。」
「畏まりました」
「あ!面白く拘束してね!」
「…了解」
「クロ、久しぶりですね。」
「あぁ。ところでアイ、新しい奴は誰なんだ?」
「葛西善二郎よ」
「…………………」
「何か?」
「…葛西は切れ、今すぐに!」
「急にどうしたの?」
「いずれわかる。とにかく葛西と接触するな。」
「わかったわ…でも今回の計画を葛西は知ってる。そしてここまできて計画変更はできないわ」
「…なら…ネウロを仕留めたらヘリですぐ日本を離れろ。ヘリはこっちで用意する」
「わかった」
「…………アイ、いや、イミナ」
「その名前で呼ばないで」
「……俺は今でもお前を愛してる」
「…」
「だから、お願いだ。生きてくれ」
「私はサイと共に生きる。貴方にどうこういわれようと関係ないわ」
「……そうだな」
「…だから貴方は二番手だったのよ」
「うっせ」
「さ、仕事にとりかかりましょう」
「あぁ。」
「あ、クロ」
「ん?」
「カエル好き?」
「は?」