夢主が普段とは違う服装(和装とか)で目の前に現れたら、アダルトリオはどんな反応をしますか?




夢主が普段とは違う服装(和装とか)で目の前に現れたら、アダルトリオはどんな反応をしますか?


との質問を頂きました。質問をして下さった方、ありがとうございます!!!


早速お返事を………と思ったのですが、これがなかなか難しい……。
まず、男の格好・女の格好どっちで現れるか……ってのを考えなくてはいけないですものね……どうしましょう。ううーーーん、とりあえず、和装→浴衣でそれぞれの場合で考えてみるとします。


◆クロロ


もし、男装時に、夢主が偶然クロロを見つけたら「え……え!?何でいるの!?………………とにかく、バレないようにしなくちゃ………」と思って現場から遠ざかるかと思いますし、男装している夢主をクロロが見つけた場合「ん?………誰かに似ているかと思ったが気のせいか」と言ってスルーしそうです。

なので、クロロの場合は必然的に女の格好をしている夢主ということになりそうです。


舞台設定は……そうですね、夢主が仕事の関係でどうしても女の格好をしてとある祭りに潜入する必要があった……というのはどうでしょう。んで、クロロは偶然その場に居合わせた。





偶然出会った二人。驚く夢主と同じく驚くクロロ、夢主はとっさに身を翻して逃げようとするが、クロロはその腕を掴んで離さない。「もし、時間があるならオレに付き合って欲しい」そのクロロの申し出に夢主は顔を赤くしながら「ちょっとだけなら……」と頷く。

祭りのお囃子と人々の雑踏の中、二人は出店の間を言葉なく歩く。二人の空間だけが切り取られたように穏やかな空気を破り、立ち止まったクロロがそっと口を開く。

「浴衣姿、似合ってるよーー」


夢主のおでこにそっとキスを落とすその後ろで、発射された花火が色とりどりの光を放ちながら夜空で艶やかに咲いていた。





と言ったところでしょうか?
クロロは、夢主を手に入れたいと思っているので、ベタベタだと分かっていながらも甘いセリフを吐き甘いシチュを作り上げるかと思います。その甘いセリフが本心かどうかは別として、現段階ではそのくらいの手間を割いてもいい存在ーーくらいは思っているでしょうね!



◆ヒソカ


次はヒソカです。ヒソカも……う〜ん、悩みます。男の格好、女の格好、どっちがいいですかねぇーーー。

まず、女の子verで考えてみます。
クロロの時と同じく仕事の都合で浴衣を着た夢主が、遠くに見えた見覚えのある姿を見つけた場合ーーー、「げっ!」と苦虫を踏み潰したような声をあげてすたこらさっさと逃げてしまうので、成立しないですね。

では、逆。

祭囃子に誘われて、気まぐれで寄った祭り会場で浴衣を着ている夢主を見つけた場合ーー、ヒソカは彼女の側に行って「やぁ、その格好、どうしたんだい?」と声を掛けるでしょうね。夢主は鼻をピクピク動かしながら「あら、誰かとお間違いではないですか?私、あなたのような知り合いはおりません」と言うと思います。ヒソカはどこからどうみても間違いないのに否定をする彼女を見て、一瞬「さて、どうしようか」と考えるも、「あぁ、すまない、どうやら人違いだったようだネ」と言って、素直に去るのでしょう。

「写真のあの人」同様、「男の格好をしている・女の格好をしている」ことは彼女のタブー、「触れてはいけないギリギリのライン」だとヒソカは感じ取っています。ここを突っ込んだら夢主が自分から去ってしまう。それに気づいているので、青い果実が熟すのを見届けたいヒソカは、あえてその事を聞かずに去ると思います。


……と考えると、夢主が女性用の浴衣を着ている時に、ヒソカと何かあるってことはないので、次は男の子verで考えてみましょう。






「おや、なんだい、その格好は」

ガラナス山のいつもの場所に遊びに行ったヒソカが見たのは、いつもと違った格好をしている夢主。

「ハッ、なんだ、お前知らねぇーの?コレ、浴衣って言うんだぜ?」
「ジャポン服だろ?ボクの知り合いでも着ている人がいるからそれくらいは知ってるよ。ボクが聞きたいのは何で着てるかってことで……」
「あーー、なんかな。貰ったんだよ、ストックスのチンピラをやっつけた礼でさ。真夏に浴衣なんて暑いし第一動きづらいからいらないと断ったんだけどさー、なんか押し付けられて。でもよ、着てみたら意外と風通すし動きやすいわで、最近は良く着るんだよ」
「へーー」





ってな感じで進むのでしょうね。たぶん、服が変わったくらいではヒソカは別にどうも思わないので、それで話は終わると思います。うーーーん、でも、強引に続きを考えるとしたらこんな感じでしょうか。





「それより、ここに来る途中でこんなチラシを貰ったんだけど、何のことか分かるかい?」
「んー?あーー、コレ、祭りだな。ほら、ニュースティの東側、チャイナタウンの西にジャポン街あるだろ?そこで今夜、祭りがあるみてぇーだぜ?」
「へぇー、祭り…」
「あぁ、たぶん、ジャポン街の祭りだから、皆ジャポン風の出で立ちで参加してるんじゃねーかな」
「ジャポン風の出で立ち?」
「これだよこれ、浴衣。ジャポンでは祭の時に浴衣を着るもんなんだよ」
「へー」
「お……どうやら、花火も上がるみてぇーだな。出店もいっぱい出てんじゃねーのか?……じゃがバターにりんご飴、かき氷に水飴……歩きながらの焼き串ってのも美味そうだ……」
遠くを見ながらじゅるりと唾を飲み込む彼女をみてヒソカが言う
「なんだか面白そうなイベントだね。どうだい?今から行ってみないかい?」
「え……いまから?……いや、確かに今日の仕事は10時からだから行けるっちゃ行けるが………オレ、金ねぇーし……」
「なんだい、そんな事か。いいよ、全てボクが奢ってあげるよ。そのじゃがバターにりんご飴……だっけ?キミの食べたいもの、全て買ってあげるよ」
「ま、マジで!?!?!?」
「本当さ、ボクは嘘なんかつかないよ」
「いや、その言葉自体が間違いなく嘘だろ……ま、そんなことより本当に奢ってくれるのか?」
「もちろん」
「おっし、そうと決まれば、今から行こうぜ!実はな、貰った浴衣にサイズが合わないのがあってさ、オレには大きすぎて……。それ貸してやるから、ヒソカも浴衣着ろよ?祭って言ったら浴衣じゃねーと!!!」


そんなこんなで、二人は浴衣姿でお祭りに遊びに行ったとさ。





ってところでしょうか。
普通に、祭を楽しむ二人の姿が目に浮かびます。今のヒソカは夢主と仲良くなって信頼を勝ち取り、それを今後どうやってへし折ろうか考えている最中なので、変に手を出すことなく普通に祭を楽しむと思います。




◆イルミ


イルミはですねーー、たぶん夢主がどんな格好していても気にしないと思います。「弟(一応)」のカルトが女物の着物を来ていますし、夢主が女性用の浴衣・男性用の浴衣、どちらを着ていても特に疑問に思うことなく、普通に会話して普通に去っていくかと思います。

ヒソカと会った時、ヒソカがどんな変な格好をしていようとも「や、ヒソカ」「あぁ、イルミ」で会話が始まり、「バイバイ、イルミ」「じゃ。」で話が終わるのと同じ感じで夢主とイルミは進むかと思います。

一番面白みがないと言えばそうでしょうが、外見・外装に興味を持たないのがイルミっぽいかと思います。




こんなところでいかがでしょうか。質問下さった方、ありがとうございましたーー!!



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