朝、一日の始まり。
俺には、日課がある。


「夕葵、朝だぞ」


俺の日課は夕葵を起こすこと。
俺と夕葵は所謂恋仲というやつで、低血圧なせいで朝に弱い夕葵を起こしていたらいつしか日課になってしまったわけだ。


「起きねぇとお前の分の朝飯食っちまうぞ」


ゆさゆさ、規則正しい寝息で気持ち良さそうに眠る夕葵を揺する。


『ん…』


少し眉を寄せて、ゆっくり瞼を開いて。


『んぅー…』


小さく呻りながら目を擦る。
その様はまるで猫みたいで、抱きしめたくなるのを必死に堪えた。
頑張れ、俺の理性!


「はよ、夕葵」
『おはよ、平助』


へにゃり、と笑う夕葵。
これは…駄目、だ。


「っ、あ、朝飯!もうすぐ出来るから早く着替えて来いよな!」
『うん…?』


用件を伝えると急いで夕葵の部屋から出た。
俺の理性、頑張ってくれてありがとう!
心から自分の理性に感謝した。





低血圧な君と朝


(相手がいくら俺だからって、)
(そんなに無防備な所見せたら駄目だろ、馬鹿)





◎理性崩れてくれても良かったのに…((
うへへ、藤の書く平助が可愛くて仕方ない^p^
素敵な小説ありがとう藤!

……にしても、本当理性崩れてくれt(ry








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