小説 | ナノ









満樹「結局新年早々お前らか…」
圭「意外とみっちゃんいるの珍しいよね」
恭一「誘っても来ないもんこいつ」
満樹「忙しんだわ許せ、バイトに自学に大変なんだわ」
圭「まー俺も部活引退してバイト始めて思ったのは、バイトしてるほうが自由がないんだよね」

恭一「でも短時間でメンタルやられるのは部活」
満樹「言えてるそれ」
圭「みっちゃん高校で部活やってないもんね」
満樹「バイトしたかったから」
恭一「よくある言い分だね」
満樹「だってそれしかないし」
恭一「でもみっちゃんの場合はバイトしてたおかげでね?彼女できたもんね?」

圭「あ〜咲季ちゃんだっけ、B組の」
満樹「うるせえよ」
恭一「付き合ってどれくらい?」
満樹「んーと…9月の後半からだから…3ヶ月半とか?」
圭「まだそんなもんか」
満樹「そんなもんです」
恭一「でも何だかんだラブラブだよねみっちゃんたちって」

圭「みっちゃんの恋バナ聞きたい」
恭一「確かにこいつ自分から絶対言わないしな」
満樹「…何か話さなきゃダメ?」
2人「うんっ!」
満樹「何その二人して期待の眼差し。まあいいんだけどさ…」
恭一「あ、珍しく素直」

満樹「これ以上なんか言ったら言わねえぞ」
恭一「はいさーせん」
満樹「そういえばこのスマホカバーは一応お揃いなんだけど…これ買ったの昨日なんだけどね…」
圭「そいえば昨日どっか行くって言ってたね」
満樹「まあ駅前だけどね。映画行って買い物してその後咲季んち行ってダラダラしてたけど」

恭一「そのダラダラしてたはイチャイチャしてたに言い換えられそう」
満樹「それお前だろ恭一」
恭一「ナイスツッコミ流石っす」
圭「恭一のエロそうな話も後で聞こうな」
満樹「そうしよ。…で、これ…」
恭一「わーおこれはキスマークと言うやつではないのですか」

満樹「知らない間につけられてた。だから俺も付けてやったわ。あと咲季すぐくっつくから」
圭「近々エロい展開ありそうだな」
恭一「たしかにありそ…」
満樹「多分ないですねー。今の俺はまだそんなことできない」
圭「ここに前川恭一という経験者いるぞ」
満樹「別にそういう問題じゃなくて…」

恭一「でもいずれかは進む道だからね」
満樹「わかってるけどさ、恭一に言われるのが本当にしっくりこない」
恭一「ひどいなー?俺だってちゃんと」
圭「たしかにみっちゃんに同意」
恭一「って人の話聞いてます?」
圭「ごめん聞いてなかった」

満樹「恭一って絶対ヤバそうなことしてる」
圭「それわかる」
恭一「そう?全然普通だと思うけど」
満樹「その顔がまずこわい」
圭「無自覚ボーイなんだよきっとこいつ」
恭一「ヤバそうな前提で話さないでくれるかい君たち」




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