小説 | ナノ










薫「裕哉ってもうそろ一年?彼女と」
裕哉「あーそうだね、去年の春休み前だもん」
薫「色々と早いね〜ほんと。」
裕哉「知ってる?俺らもう高校卒業してるんだよ?」
薫「感覚なさすぎて笑えるね」
裕哉「そして君はもう次から自学来なくていいのか…」

薫「頑張れよ今月中に。終わりそうなんだろ?」
裕哉「多分来週くらい」
薫「2組みんないなくなってくね、ドンマイ」
裕哉「大丈夫まだ快人いるから」
薫「あれ快人いつ卒検か知らない?」
裕哉「え?」
薫「明後日らしいよ」

裕哉「クソふざけんな」
薫「俺は月曜日学科試験頑張って来るから、君もガンバ」
裕哉「あ〜萎え」
薫「でも引越し前に取れるなら良かったじゃん」
裕哉「それはね、俺も取れると思わなかった」
薫「ちょっと自学入るの遅すぎたよね俺ら」

裕哉「それね、つーか進学してから取るつもりだったから本当に」
薫「俺はね、ただ単にタイミング逃してただけ」
裕哉「てか薫はいつ引っ越し?」
薫「俺は27日だよ」
裕哉「結構ギリギリなのね」
薫「大会あるから。」

裕哉「部活野郎出た」
薫「悠斗に出よって言われたの!高校生最後にって!」
裕哉「お前ららしいな。俺は引越しは免許取り次第」
薫「みんな離れるんだなここ」
裕哉「学びたい学科が市内にないっていう」
薫「本当にそれ」

裕哉「意外とないよね」
薫「工業系が全然ない」
裕哉「コンピュータ系は隣町あるけどね」
薫「泰輝と晃星そこじゃない?」
裕哉「そうそう。あといたっけ近辺に進学するの」
薫「陵も晟一も市外だもんね」
裕哉「あとみんな就職だっけ」

薫「西星の工業科って進学の人市外ほんと多いんだなって思った」
裕哉「まあ薫さん、緑陽来たかったら俺に連絡せい。」
薫「泊まりに行くからよろしくな」
裕哉「いつでもカモン」
薫「ってことは、裕哉は彼女の遠距離か…」
裕哉「君も変わらないと思うけど」

薫「そうですけど。あいつ市内だし」
裕哉「紬も就職市内だし」
薫「裕哉は卒業したら戻ってくんの?」
裕哉「一応そのつもり。進学しに市外出るだけだもん」
薫「俺もそのつもりだけど、気が変わりそう」
裕哉「いや俺はね、紬と付き合ってる限りはこっち戻ってくると思う」

薫「何気にラブラブだよね裕哉たち」
裕哉「薫たちもラブラブ」
薫「否定できないけどそれは。最初から話知ってる身としては思うだけ」
裕哉「んーまあ、たしかに始まりはね」
薫「あえて付き合って紬ちゃん助けるだけだった、だっけ」
裕哉「でも俺は最初から好きだったけど」

薫「うん知ってる」
裕哉「まあ川池くんには感謝だなそういう意味で。あんなことなかったら俺ガチ告白とか無理だから」
薫「誰だよ修学旅行の時ガチ告白勧めやがったの」
裕哉「紛れもなく俺らっすね」
薫「俺も頑張ったからね?!」

裕哉「知ってる。2組みんな応援してたねあの時」
薫「…何だかんだ2組楽しかったや」
裕哉「最初は部活だけでいいとか言ってたのにね」
薫「あれはだって前から知ってた快人と汰斗と裕哉以外の人と全然馴染めてなかったもん俺」
裕哉「部活のほうが楽しそうだったし」

薫「俺なんで工業科入ったんだろうレベルだった」
裕哉「最初のほう荒れてた人いたからな」
薫「何もしてないのに巻き込まれるしね」
裕哉「あったあった、」




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