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薫「そーいやさ、夏休みまで留学してた金井春華って1組にいたよね、萌美と仲良い」
萌美「あー、いるよー。弟ソフトテニス部だもんね」
薫「そーそーその人!その人ってどんな人なの?好きな人とかいるの?」
萌美「春華から恋バナは聞いたことない…いや聞いてないだけかもしれない」

薫「好きなタイプとかは?聞いたことある?」
萌美「何その質問攻め、春華のこと狙ってるの?」
薫「や、俺じゃないし!」
萌美「そもそも弟テニス部だからそっちのほうが情報詳しいとは思うけど」
薫「話してくれないんだってさ、華月生意気だから。だからお前に聞いてるの」

萌美「で、誰が春華に気があるって?」
薫「後輩。」
萌美「あーなんか最近テニス部の1年の子とラインしてるとか言ってたけど…」
薫「そう!それ!」
萌美「星華中の子なんでしょ?」
薫「でも話したのも中学生ぶりとか言ってたよ」

萌美「まー春華1年くらい留学してたしね」
薫「そうだね、しかも学年違うしね」
萌美「ていうかその再会現場に私いたし」
薫「まじ?」
萌美「夏休みの話ね。進学講習の時の休み時間に春華と食堂行こうとしたらその1年の子と春太が一緒に来て、話してたよ」
薫「そーいやその時萌美いたって春太に聞いたわ」

萌美「私もその時春太と久々に喋ったわ」
薫「俺その時まだ引退してなかったからその日部活いたけどさ、帰ってきてから顔真っ赤にしてんのその1年の奴が、泰聖っていうんだけど」
萌美「確かにあれ8月の最初の頃の話だわ」
薫「俺その時悠斗と華月といたけど華月吹き出してたし」

萌美「なんか男テニ楽しそうだな」
薫「恋バナするのも恋愛するのも活性的だから西星男テニ」
萌美「あーでもね、春華のこと好きなら一つ問題ある」
薫「なになに?」
萌美「川池ってわかる?1組の。あいつ春華のこと可愛い可愛いいって付きまとってるしとにかくキモいのがいる」

薫「出たー。前まで裕哉の彼女のこと狙ってた人でしょ?」
萌美「そー!てか裕哉の彼女って商業科の人だっけ」
薫「なんか最初はその人から逃げるために付き合ったらしいけど今になってあいつら本気だけどね」
萌美「で、諦めて今度は春華。」
薫「顔はいいのにね」

萌美「まー悪くは無いんだけどね…チャラいしストーカー気質あるからね」
薫「でも泰聖って周り気にしないで攻めてくタイプらしいって悠斗が言ってた」
萌美「なら大丈夫でしょ、裕哉で大丈夫だったんだから」
薫「あいつもわりと似たようなタイプだけどな、そういう人すぐ無視するし」

萌美「とりあえず頑張れって言っていて、その1年の後輩に」
薫「ゆっとくわー、」




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