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司「華月なにしてるーん?」
航大「さっきからずっとスマホに向かってにやけてる華月くん」
司「しかもずっと黙ってるしさ」
華月「や、なんも?」
航大「絶対なんかあるよお前」
司「つーかずっと聞こうと思って聞き忘れてたけどさ、インスタのあれって女の人?」

華月「あれって?」
司「薫先輩に見られちゃったとかいうやつ」
華月「あっ……。」
航大「え、華月彼女いるの?」
司「どうなの??ねえ?」
華月「…8月から彼女いまーす」
航大「うっそそんな前から?!」

司「西星の人?」
華月「春日の3年生。硬式テニスの人だけど…あ、北斗中の時ソフトテニス部だった」
司「まって分かった、絢音ちゃん?」
華月「そうそう」
航大「可愛い?」
司「北斗中の中では可愛いと思う。伊吹先輩と仲良かったはず」

航大「伊吹先輩の友達か…そりゃ可愛いわ」
華月「そーいや航大って最初伊吹先輩好きだったよね」
司「んなことあったね」
航大「ああ…」
華月「ってか司なさっきからなにしてんの」
司「このタイミングでごめん、晴日に電話かけていい?」

航大「なんで晴日よ」
司「なんとなく」




晴日「突然どうした」
司「やっほー!」
航大「晴日誰と同じ部屋?」
晴日「春太いるよ」
司「え、まじか」
晴日「そっち誰いる?」
航大「D組テニス部」
晴日「あー、おっけ」

司「ねえ華月に彼女いた話しってる?」
華月「ちょ、おい、広めんな」
晴日「え、まじ?!いつから?!」
司「8月からだって」
航大「しかも春日高の3年だってー」
華月「こいつらに言うんじゃなかった」
晴日「春太に聞いたら知ってるって顔されたんたけど」

華月「だって春太と優聖にしか言ってないもん」
司「春太ー?」
春太「はーい」
航大「あ、ほんとに春太だ」
春太「ほんとにってなんだよ」
司「てか華月はなんで春太と優聖には言ってたの」

華月「あ?優聖にバレたから。春太はその時いたから」
春太「遠征の夜ラインしてるのちらっと見えたって言ってたよね」
晴日「優聖ってそういうの鋭いからな…」
航大「逆に怖いというか…」
華月「まあそれはあるよね、俺も優聖は小学校から一緒だけどずっとこうだし」

司「そっか華月と優聖って小学校から一緒か」
華月「そーそ。俺優聖に誘われなかったら中学の時違う部活入ってたかも」
春太「何部入る気だったの」
華月「ん?バスケとかその辺」
晴日「優聖ってジュニアからだっけ」
航大「そうだったはず」

晴日「あとジュニアからやってるの誰いるっけ2年」
司「真司はジュニアからだよ」
春太「司って小学生の時やってなかったっけ」
司「あー、俺バドやってた」
華月「バドからテニスもわりと中々だよね」
航大「あとジュニアからなのって智と峻希と……」

春太「ちなみに俺は中学からっす」
晴日「水泳だっけ、春太小学生の時やってたの」
春太「あーそんな話したっけ。小学生の時はずっと水泳やってた」
司「わりとバラバラだよねみんな」
晴日「バスケとかだったら小学校からの人のほうが多いけどね、あとサッカーや野球とか」

航大「だからぶっちゃけいつ始めてもなんとかなるスポーツ、ソフトテニス」
華月「ぶっちゃけるとそうなるな」
春太「でも高校で始めるとして硬式か軟式かだったから硬式のほうがね」
司「中学までで硬式経験者ってスクール入ってないといないしね」

航大「男子は軟式経験者多いけど、女子は他のスポーツから転換してきた硬式プレイヤーって多くない?」
晴日「たしかにな。」




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