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京平「なんか、不思議な感覚」
ゆりの「まあ……そりゃあね」
京平「質問なんだけど、これからゆりのは俺とどう接してくつもりなの」
ゆりの「友達…かな、」
京平「どういう友達?」
ゆりの「普通に……とは言えないか」
京平「まあね」

ゆりの「まあ、これからも私のワガママに付き合ってくれるなら」
京平「何その上から目線」
ゆりの「嫌ならいいんだよ」
京平「嫌とは言ってない」
ゆりの「京ちゃんも素直じゃないよね、一々。」
京平「うるさいなー。」

ゆりの「京ちゃんはいいの?」
京平「俺はいいよ。どーせゆりのくらいしか相手いねえし。お前に俺の童貞奪われたようなもんだ」
ゆりの「悲しいこと言うね」
京平「どーせお前もだろ」
ゆりの「そうだけどさ〜?」
京平「なんだろうね、俺らって。」
ゆりの「これがいわゆるセフレ」

京平「まあ間違ってはねえけどな。れっきとした南聖生だったてってわけだ俺らも。」
ゆりの「つまりこれからもよろしくってワケ」
京平「ゆりのも俺じゃなくて俺よりもっとかっこいい奴とすればいいのに。恋とか」
ゆりの「顔良い奴にろくな奴いねえよ」
京平「それがゆりのの恋愛経験上学んだことか」
ゆりの「うん。マジであれは無理」

京平「俺も、しばらく恋はいいかなー」
ゆりの「ってあれから3年経ってんじゃん」
京平「たしかに3年経ってるね」
ゆりの「まあ結果的にお互いこっちのほうが落ち着くか」
京平「そうだね」
ゆりの「京ちゃんってなんか可愛げあるから何でも許せる」

京平「いや、どういう意味」
ゆりの「笑顔可愛いとこ好きだよ、この写真とか」
京平「急に人の写真出すんじゃないよ」
ゆりの「ごめんごめん。」
京平「てかその写真どこから保存したのさ」
ゆりの「星夜のツイッターから」
京平「やっぱり?」

ゆりの「可愛すぎてきゅんときた」
京平「それ褒め言葉?」
ゆりの「褒めてまーす」
京平「俺だって男だからね?かわいいって言われるよりかっこいいって言われる方が嬉しいんだからね?」
ゆりの「京ちゃんにかっこいいって思ったことあったっけ…」

京平「ひでえやつ」
ゆりの「でもけっこう、カワイイ系男子がかっこいい一瞬とか見せるとギャップが良いとか聞くから大丈夫」
京平「それテニス部でいう恭一みたいな奴だ」
ゆりの「たしかに恭一はあれで運動神経良いのはギャップある」
京平「俺も思うよそれ」

ゆりの「でも私、京ちゃんがテニスしてるところ見たことない」
京平「動画あるよ?」
ゆりの「いいよわざわざ」
京平「もしかしたらかっこいい俺が見れるかもよ?」
ゆりの「そこまでして見たくもないわ、」
京平「内心傷ついてるの分かってる?」
ゆりの「知りませーん」




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