小説 | ナノ







薫「あれ、こんな土曜日になしたん春太」
春太「あ、薫先輩か、びっくりしたー。妹の忘れ物届けに来たんですよね」
薫「妹何年生?」
春太「中2ですねー。バスケ部の副キャプテンなんですよ妹、」
薫「もうそんなんなのか〜。俺は長原先生に呼ばれて来たんだよね」

春太「あ、マジですか、」
薫「んっとに急に呼ばれるもんだから」
春太「それはどういう用事で…?」
薫「地区冬季大会ペア組んで出ないか的な話してたらなんか部活に呼ばれた」
春太「冬季大会か…先輩出るんですか?」
薫「多分出るかな。お前どーせ泰聖だろ?」

春太「多分泰聖ですね、」
薫「長島野川ペアってなんか色気感じるの気のせい?」
春太「どういう意味っすか」
薫「リア充してたりする?」
春太「泰聖はなんか最近恋してますね」
薫「それは知ってる。春太はどうよ」
春太「なんも…いや…特になんも…」

薫「いや?って?」
春太「…まあ何人かに言ってる話だから先輩にも言いますけど」
薫「お?、」
春太「や、別に恋愛感情もないし付き合ってもないんですけど、玲佳と色々ありまして…」
薫「恋愛感情もなくて付き合ってもないけど色々ってお前さては…」

春太「まあ……」
薫「ヤったとかそういう系?」
春太「濁してたこと平然と言われた……」
薫「あの春太がね〜。びっくりだわ。玲佳と幼なじみだっけ?」
春太「まあ幼なじみみたいなもんですかね」
薫「汰斗思い出すな〜なんか、」
春太「あそこ付き合ってましたもんね」

薫「懐かしいね。てか春太って好きな人いんの?」
春太「ぶっちゃけ可鈴のことはまだ……連絡も取ってるんですけど…でも……」
薫「お前あんなことあったからな」
春太「そっか薫先輩に全部話したっけ…」
薫「話されたわ、」
春太「丁度高校入る時くらいの話ですからね」

薫「普通科に可愛い子とかいないの?」
春太「まず俺学校で女子とあんま喋んないですよ」
薫「たしかに言われて見れば」
春太「何かいい出会いでもあればいいんですけどね〜」
薫「可鈴ちゃんは?玲佳は?」
春太「可鈴はまだ可能性あるけど玲佳は俺が無理ですね多分」

薫「てかその前に何でヤったの」
春太「ノリというか気迫に負けたというか……」
薫「お前もやっぱり南聖の男子だな」
春太「絶対に仲間入りしたくないと思ってたのに…」
薫「たしかに俺もびっくりだわ」

春太「でもぶっちゃけ気持ちよかった……です」
薫「なに自分で言って恥ずかしくなってんの」
春太「いや恥ずかしくなりますよ!」
薫「慣れれば抵抗なくなるから」
春太「やっぱりそういうもんなんですかね…でももういいです…」
薫「ほんとお前もったいねー奴」

春太「恋愛がもうめんどくさい場合は」
薫「んなこと言ってたら今後どうすんよ」
春太「いいですよ一生独り身でいますよ」
薫「ほんともったいねーやつだな春太。恋したら楽しいよ?」
春太「できれば何の問題もないですよー」




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