碧｢あ、そうそう、藤松はどうよ？彼女と順調？｣
涼介｢俺？まあまあだけど…｣
篤志｢ラブラブだよ相変わらず｣
貴斗｢っていうかいいこと聞いちゃったさ｣
涼介｢ちょっと待て、2週間前の出来事とか言わんよね｣
碧｢逆に2週間前何があったの｣

貴斗｢多分それくらいじゃない？進路の居残りしてる祐佳ちゃん教室まで迎えに行った日でしょ？｣
涼介｢やっぱそれか…日菜子経由で聞いたのそれ？｣
貴斗｢うん。むしろ貴斗知らなかったの？！って言われたもん｣
篤志｢ねえ、なんの話ー？｣
貴斗｢自分で言いな｣

涼介｢言わんきゃダメ？まあ……｣
碧｢藤松のくせに顔赤いぞ〜？｣
涼介｢やー！恥ずいわこんなこと言うの｣
篤志｢いつもの一段と照れてるね、涼介｣
涼介｢でもこれだけは言うよ？最後まではヤってない！！｣
碧｢あ、そうなんだ、…は？｣
貴斗｢理由聞いてみ？藤松の優しさが溢れてる｣

篤志｢どういう表現だよそれ｣
碧｢てかどこまでしたのさ｣
涼介｢……？？｣
貴斗｢笑って誤魔化しても無駄だよー？俺知ってるからねー？｣
涼介｢言うのが恥ずい｣
篤志｢恥ずかしいことはしたんだね、｣
碧｢こいつのくせにな｣

涼介｢や、あのね、うん。途中までは何ともなかったけど途中から祐佳が怖がり出して、とりあえずそこで終わりにしたの｣
貴斗｢祐佳のペースでいいからね、とか言ったんだってな？｣
涼介｢どこまで聞いてるんだよ…でも裸にはなったし…それからずっとそのまま布団の中でくっついてたよ｣
篤志｢一気に大人の階段登ったなお前｣

碧｢じゃあ今は大人の階段登りきる最後の段にいるだろ｣
貴斗｢…つーか、生きてますかー？｣
涼介｢もうダメ、お前らの顔も見れないくらい顔赤いと思う｣
篤志｢顔上げろ！｣
涼介｢うわ、篤志力強いな｣
碧｢ってめっちゃ顔真っ赤やん｣

貴斗｢なんだかんだ彼女のこと大好きだよね、藤松って｣
碧｢最初は可愛いし話しやすかったから告白OKしたって言ってたくせにな｣
涼介｢うるさい｣