小説 | ナノ










逸也「恭一ってさ、将来のこととか考えてんの?理想の家庭とかさ」
恭一「なしたんよいきなり」
逸也「ふと思い浮かんだ」
恭一「理想の…っつーか、明るい家庭がいいよねとは思う」
逸也「なるほどなー。にしても早いよなー。もう俺ら履歴書書いてるんだよ、今」

恭一「社会人への第1歩だよね今やってること」
逸也「もう学生終わるんだってさ」
恭一「もうあっという間すぎ」
逸也「っていうか卒業したら彩良ちゃんとはどうなるのさ」
恭一「あー、彩良も結局就職するみたいだし特になんも…」
逸也「でも卒業してから恭一がラフラブしてるとこ見れないの寂しいわ」

恭一「別に寂しがる必要ないと思うけどそれは」
逸也「いやー、何気好きだったもんお前らラフラブしてるところ」
恭一「っていうかリア充なんてその辺にチラホラいっぱいいるじゃん」
逸也「俺非リア」
恭一「なら頑張れよ」
逸也「どう頑張ればいいのさよー」

恭一「ってかいっちーの恋バナ聞いたことない気がする」
逸也「そんな経験ないもん、一時期好きな子いたことある程度」
恭一「その一時期とは」
逸也「中3の時の話だ」
恭一「でもいっちーって女子とも普通に喋ってるしイケメンだし彼女いてもおかしくない」
逸也「前に同じことを太一にも言われたさ」

恭一「そりゃ誰でも言うわ」
逸也「逆に恭一はなんでそんな恋愛に発展することができたのさ」
恭一「ずっと2人で話してたから…そのうち?」
逸也「だろ?そういうの俺には無いのさ」
恭一「たしかに」
逸也「だから俺は高校生のうちは恭一の恋バナ聞いて満足するさ」

恭一「いやあのさ俺のことなんてどうでもいいから君頑張ってよ?」
逸也「多分ね、俺には無理なんだ」
恭一「そこで諦めるな」





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