優聖｢大変だね吹部の男子って｣
怜太｢例えばどういう意味で｣
優聖｢パシリ的な意味で｣
怜太｢ま、まあ…うん！｣
優聖｢でも女子って男子に当たり強いよね｣
怜太｢何だかんだ女子のほうが強かったりする｣
優聖｢マネの先輩めっちゃ口悪いよ3年生に｣

怜太｢そういうもんだ…｣
優聖｢商業科のほうの先輩はそうでもないけど、普通科のほうの先輩がすごい｣
怜太｢例えばどういう？｣
優聖｢あ、ああ…、ああいう感じ…。てか羽田先輩来てたんだ…｣
怜太｢あそこ？｣
優聖｢うん。｣

ーーーーーー



優聖｢こんにちは！｣
伊吹｢優聖来たなら買ってけ〜？｣
優聖｢分かりました！｣
怜太｢優聖、先輩相手だとやけに素直だな｣
伊吹｢こいつ変な時に突然素直になるよ｣
悠斗｢そういうやつだ｣

優聖｢あ、こいつ同じクラスのやつです、吹部の…｣
怜太｢いや、別に紹介しなくていいから！｣
伊吹｢そうなの？！私中学の時クラ吹いてた！｣
怜太｢え、どこ中っすか？｣
伊吹｢北斗！だから空翔とか泰輝とかと一緒！｣
悠斗｢あれ、伊吹と空翔って同中だったっけ｣
伊吹｢お前に同じことついこの間も聞かれたんだけど｣

悠斗｢そーだっけ？覚えてな…｣
優聖｢あ、俺メロンいいっすか？｣
怜太｢じゃあ俺はいちごで…！｣
伊吹｢はーい！メロンといちごー！｣
悠斗｢任せた！｣
伊吹｢悠斗の働きぶり見てみ？｣
優聖｢…頑張ってますねー。｣

伊吹｢こういう時使えるから悠斗嫌いになれない｣
怜太｢今さりげなく使えるって言いましたよね？｣
伊吹｢まあ気のせいにしといて？｣
怜太｢わ、わかりました…。｣
優聖｢伊吹先輩やっぱり引退してからも相変わらずですね…｣
伊吹｢なにが？｣
優聖｢接し方が……。さっき羽田先輩と何話してたんすか？｣

伊吹｢あ、見られてた？｣
怜太｢それで俺らここ来たんですよ…｣
優聖｢丁度、女子って男子に当たり強いって話してたんですよ｣
伊吹｢なるほどね！吹部男子ってそういうの大変だからね…｣
怜太｢あんず分かります？さっきジュース買いにパシられたんですよ…｣

伊吹｢わかるわかる！あの子はやりかねないわ…｣
優聖｢それからこいつ、それ見た他の人たち何人かにもパシられてましたよ｣
伊吹｢私もよくやったわ吹部の時…｣
優聖｢いや今でも変わりなくないですか？｣
伊吹｢そう？｣

悠斗｢そう？じゃねーよふざけんな｣
伊吹｢あら聞こえてた？｣
悠斗｢てめー合宿ん時のアレ忘れんからな｣
伊吹｢それは本気でごめんなさいって｣
優聖｢たしかにあの時のは……｣
悠斗｢そしてできたぞーー｣
怜太｢わーありがとうございます！｣