小説 | ナノ







太一「このメンバーなんか既視感がある」
汰斗「新しい感じも何も無いよね」
翔哉「6年3組」
2人「「あっ……」」
翔哉「よく遊びでテニスやってたよね〜」
太一「陸と壱樹も入れてやってたよね、教えてもらってたな」
汰斗「川添も小学生の時からやってなかった?」

翔哉「やってたやってた。懐かしいな…」
汰斗「俺と太一って見学行ってそこから何もしなかったよね」
太一「小6ん時だろその話」
翔哉「んで結局中学でテニス部入る奴や」
太一「結局テニス部しか入りたいところがなかった」
汰斗「それはある」

翔哉「汰斗も南が丘中にいたらな〜」
太一「それね〜、転校も急だったしさ」
汰斗「あんまり距離変わらんけどね」
翔哉「でも南聖中ってとにかく部活強いイメージ」
汰斗「男バスと女バス強いからね」
太一「テニス部も強いけどね」

汰斗「んーでも南聖も楽しかったけどやっぱ南が丘のほうが落ち着くんだよね、メンツが」
太一「そりゃ俺も昔のメンツがいいよ〜」
翔哉「高校入ってからより思うようになったな…」
太一「小6が一番楽しかったよね…」
汰斗「最高学年なのに、何も考えなくていいのがね……」

翔哉「進路か…」
太一「2人とも現実に戻さないでおくれ」
汰斗「てか太一って自動車系行くんだね就職」
太一「うん、選択教科で自動車選んでるから」
汰斗「仲間だわ。」
翔哉「西星の工業科もコース分かれてるんだよね?」

汰斗「よく知ってるね」
翔哉「併願で受けてたから…」
太一「俺併願で普通科受けたな…」
翔哉「汰斗はどっちだっけ?」
汰斗「自動車。てか太一明日の企業見学いるの?」
太一「いるよー。汰斗どこ行くの?」
汰斗「さっき太一と隣で説明受けたとこ」

太一「……まじ?!俺もなんだけど」
汰斗「え、いやまじかよ。てか俺春日が工業高校って知ったのつい最近なんだけどさ」
翔哉「名前からして普通科っぽそうだもんね」
太一「だからわりと公立高校の中でもレベル的には入りやすい。俺はギリだったけど…」
翔哉「昔はさくら工業高校だったらしくて、普通教科も導入して春日高校に名前変わったんだって」

汰斗「そうなんだ……」
太一「でも選択制だから、普通教科だけとってる人はとってるし、あと工業何コースか…」
翔哉「電気と建築と自動車とね」
汰斗「すげえ…クラスとかどうなってんの?」
太一「まーバラバラよね」
翔哉「だから1日の半分は移動教室だから」

太一「でも面白いのが意外と女子が工業コースの中に多いこと」
汰斗「その女子欲しいわうちの学科に」
翔哉「西星の工業科って男子校じゃん…」
汰斗「別に女子が入れないわけじゃないけど、ここ5年くらいいないらしいよ」
太一「たしかに女子いないとなると女子でも入りたくても入る気はないよね」





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