小説 | ナノ








薫「太一とこんなニヤニヤしながら待ち合わせとか気持ち悪いわ」
太一「だって…ねえ?」
薫「今日はその話オンリーになりそう」
太一「それは分かる」
薫「とりあえずどっか座るかー?」
太一「そーしよ!」

薫「まず太一のほうから聞きたい」
太一「何故に俺からよ」
薫「君の方が早かったからな」
太一「そういう問題かよ」
薫「でも記念日でも何でもなく普通の日だったでしょ?」
太一「そうだねー。学祭前に流れで菜々子んち行ったときに」

薫「でも基本こういうのって流れじゃん?」
太一「たしかにな〜。でも意外とくっついてれば自然と雰囲気作れるのは学んだ」
薫「次からそうするつもりか」
太一「逆にどういう方法でエッチまで持ってけばいいんだよ分からんわ」
薫「でも雰囲気は大事よね」
太一「分かってくれるならいいさ」

薫「てか太一ってそのこと誰か友達に相談とかしたりした?俺以外で」
太一「川添にはした」
薫「あ…あいつか…。川添って彼女いるんでしょ?」
太一「あいつバリバリヤってんもん」
薫「それマジ?あいつが?あの川添が?」
太一「そういう奴だよ意外と」
薫「っていうとうちの悠斗もそうなんだけどな」

太一「悠斗ってもう相談係じゃん」
薫「逆に悠斗が身近にいて助かったわ」
太一「薫って結局誕生日に…?」
薫「まあ。これも結局雰囲気なんだよね」
太一「2人で部屋にいるとさ、周りの目とか気にしないから自然とくっついちゃうじゃん?多分それ」
薫「だよね。周りの目がないって気楽」

太一「気楽だからこそのな」
薫「だから家デートって最終的にはこうなる」
太一「でもまあそこが利点だろうね」
薫「1回ヤってみたらまた手を出す勇気出てきてるのって俺だけかな」
太一「クッソわかる」
薫「だよな。」
太一「多分1度知ったら止まらない奴だ」

薫「依存まではいかないけどまあそんなもんか」
太一「そんな感じ。」
薫「アルコールとかみたいなもんじゃん」
太一「てかさ……コンドームあるじゃん?あれどうゲットした?」
薫「家には柚月っていうその辺の専門家いるんで」
太一「専門家って…」
薫「だって事実だもん」

太一「そっか。俺わざわざ知り合いのいないところ行ってきたけど持ってるだけで恥ずかしかった、それこそ川添が付いてきてくれたけど」
薫「でも俺も姉と汰斗が付いてきた感じだよ?萌美もその場にいたけど」
太一「あらま」
薫「話してたから最初からヤる気だったもん向こうも」

太一「すげえな…」
薫「逆にほかの人どうだったか気になるよね」
太一「なんか自分でこうだったんだから他の人どうなのよ?みたいな感じ」
薫「そうそう、それそれ。」
太一「思い当たる人に聞いてみようか…」
薫「あ、聞くのね」




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -